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執筆者の写真Ahan magician

マジシャンとわ独占インタビュー!MagishCup初代チャンピオンの素顔とは!?

更新日:6月9日

「それでは30分ほどではありますが、とわさんに独占インタビューをさせていただだきます。設問が...、いや、あえて全部でいくつインタビューするか教えないでおきます。1つの質問に対して深くお答えいただいてもいいですし、淡々とお答えいただいてもいいです。そのままの、”等身大のとわさん”でお答えいただければと思います。」


みなさんこんにちは!MagishのAhanです。


今回は独占インタビューということで、MagishCup初代チャンピオンのとわさんをMagishが独占インタビューさせていただきました。

インタビュアーはMagish代表Ahanが務めさせていただきました。

※記事内容に一部修正、加筆有り

インタビュー様子

インタビューの様子


 

掘り

〜とわさんってどんな人?〜

とわ宣材写真

A=Ahan、T=とわさん


A.生年月日はいつですか?


T.2001年2月13日です。


A.簡単なマジックの経歴を教えてください。


T.はい、中学校3年生の時に大道芸人さんを見て、マジックを始めました。そこから19歳の時に銀座と丸の内のマジックバーに入店しまして、今もそこで修行中という形です。


A.今もマジックバーで働かれているんですね!


T.はい!


A.では少しずつ深ぼった質問をしていきます。マジックで”1番の失敗エピソード”はありますか?


T.失敗エピソード...、僕マジックバーでステージマジックもやっているんですけど、最後の演目にフ◯ー◯⚪︎◯グテーブルを入れていて...、上げた時に、上の天板だけが宙に浮いちゃったことがあります笑。


A.脚だけ付いちゃってるパターンですね笑。


T.そうです笑。ある意味すごい面白かったんですけど、お客さんに「がんばって、応援して」ってずっと言ってました笑。


A.なるほど笑。けっこうかわいい雰囲気ですね笑。だけどご本人はとても大変だったと思います。

好きなYoutuberやTikTokerはいますか?


T.僕は”板橋ハウス”っていうYoutubeが好きですね。


A.板橋ハウス?


T.はい、まだそんなに大きなチャンネルではないんですけど、3人の芸人なんです。その3人がルームシェアをしてまして、その3人がただボケてツッコむのを繰り返すっているチャンネルで...、ただそれだけです笑。


A.マジック動画は見ますか?


T.昔は見てました。最近はあまり見てないですね。


A.一緒です!


T.あ、一緒ですか?


A.僕も昔は見てたんですけど最近は...、

マジックのお仕事があります。規模感や人数、時間などが一切わからないとします。そのような現場にマジック道具を1つしか持っていけないとしたら、どの道具を持っていきますか?


T.えー、え?規模感も何も分からない... なんだろうなー...でもとりあえずトランプは持っていくと思います。


A.やっぱりトランプを持っていきますか?


T.クロースアップでも対応できますし、ステージだったらカードトゥポケットとか、マニピュレーションとかでも対応できるので。最悪そっちで派手さを出すかな?とは思いますね。


A.とわさんでもトランプなんですね。


T.そうですね。


A.僕から見たとわさんの印象ですが、”音ハメと表現力”だと思います。現場のマジックを構成するときは、音楽から考えますか?それとも手順や演目から考えますか?演目を作る際に順番があったら教えてください。


T.僕はまず演目から考えますね。どんなネタをやるのかもそうですし、言葉やしゃべる部分も考えます。そこら辺の組み合わせを考えてから後で音楽を考えますね。


A.音は最後にハメるということですか?


T.手順を1回考えるんですけど、その後に曲決めをしてそれに合わせていきます。ただどうしても合わない箇所が出てくるので、そこは変えて最終的な形を作るっていうのが僕の流れですかね。


A.マジシャンとして生きていくならどれが1番だと思いますか?

圧倒的なテクニック or 誰も思い付かないようなトリック or 芸人顔負けの話術


T.絶対的に話術ですね。マジシャンとして生きていくなら話術だと思います。


A.意外ですね。とわさんのようなステージマジシャンは表現力が大事だと思うんですよ。極端に言えば”話さず魅了する”ようなマジック。それでもやっぱり話術ですか?


T.そうですね、サイレントはそれでも良いと思うんですけど...、マジックをやっていく上でステージだけでは生きていけないので、今ってクロースアップがメインなので。さらにその中でいろんなマジシャンとお会いして、話をしていく中で、やっぱり話術がないとどれだけ素晴らしい技術を持っていてもそれを伝えられない。というのは毎日感じてますね。


A.逆にどれか1つ失ってしまうとなったら、どれを手放しますか?

圧倒的なテクニック or 誰も思い付かないようなトリック or 芸人顔負けの話術


T.トリックを僕は捨てるかもしれないですね...、ふふ、、ただ”完璧なマジシャン”を目指すなら話術を捨てるかもしれない。


A. 、深いですね笑。


T.マジシャンとして生きていく上で話術は大事ですし、テクニックも大事ですし...、けどマジシャンとして、”完璧なマジシャン”。魔法使いのようなマジシャンを目指すんだったら話術を捨てるかもしれないですね。


A. 、、、深いね笑。なるほど、そうなったら話術を捨てるのか。


T.はい、僕はそうだと思います。


A. 、めちゃくちゃ深いです。

少し極端なパターンですが、マジックをやったことがない人になぜかマジックのお仕事がきてしまったとします。そのような状況で”〇〇に頼れ!”。この〇〇にどんな言葉をいれますか?

例えば道具に頼れとか、雰囲気に頼れとか、今日1日で教えるテクニックに頼れとか。


T.テクニックとかもない人?


A.そうです。まだマジックをやったことがないのになぜかマジックのお仕事が来てしまったという場面です。


T.いや、もう...、テクニックに関してはしょうがないので、”笑顔”ですかね。


A.笑顔に頼れ!ってことですか?


T.もう、失敗してても演者が笑顔だったらたぶん笑ってくれるんですよ。お客さんもその人が初日だってことが伝わると思いますし。なので100均のマジック道具とかでやってもいいんですよ、全然。それでもウケる物もありますし。

ただその人が困った顔とかしていると、お客さんも不安になっちゃうんで。仕事としてやるんだったらそれは良くないことなので、やっぱり本人が笑顔でいなきゃいけないのかなーとは思います。


A.ちなみにとわさんも表情管理は気をつけてますか?


T.メチャクチャ気をつけてます笑。


A.そうですよね。特にステージマジックって表情管理が大切ですよね。


T.実は僕は元々、昔クロースアップをすごく地味に、ただただやっているタイプだったんですよ。けどここ数年でそういうのが変わって、お客さんに寄せるようなマジックに変わっていきましたね。


A.とわんさんのところにそんな人(マジックをほとんどやったことがない人)が、「弟子にしてください。」っと来たら、どんな対応をしますか?また弟子は募集していますか?


T.弟子はwww 今は特には募集はしてないですね。まだ教えられる領域にいるとも思ってないですし。なので、んー...、まぁ友達みたいな関係で、マジックに関してだけ弟子というか、教えるみたいな関係性だったらアリなのかなと。特に上下関係というよりは、友達みたいな。


 

掘り

〜マジック界について〜

とわ宣材写真

A.マジシャンとマジックが趣味な人の違い


T.マジックが好きな人はおそらく、テクニックを追求する人です。マジシャンは、もちろんネタも追求するんですけど、それをどうウケさせるかだと思います。

このネタがどういう風に演じたらお客さんがより喜んでくれるか。ただ演じるだけでなく、テクニックをやるだけでなく、その要素をどの場面で使うか。それでウケの度合いはすごく変わってくると思うので。

お客さんの満足度をどれだけ高められるかを考えられるのがプロのマジシャンかな、と僕は思います。


A.プロのマジシャンにも優劣があると思うんですが、”それはプロじゃない”と思うような言動はありますか?


T.んー。まぁ挨拶しない人はそうだと思います。


A.人としての基本ですよね。


T.いや、いるんですよねたまに。テーブル入って、「はい始めます。」みたいな。何の挨拶もなしに勝手に始めちゃう人がいるん...、ですよねー。正直。

そういう人はやっぱりいろんな所でもそうなっちゃうのかなと思います。


A.挨拶は人としての基本ですから、気をつけましょう笑。

では、マジシャンやマジックが趣味の人も含めて、”マジシャンが増えること”はマジック界においてメリットとデメリット、どちらだと思いますか?


T.おー。僕は全然メリットだと思います。まぁ元々マジック業界自体そんな大きな業界ではないじゃないですか。他の大きな業界に比べると。それが増えるということはマジックの発展にも繋がりますし、それでドンドン発展していくことは僕達にとってもうれしい、いろんなマジックを知れるので。

ただ、デメリットとしてはそれをインターネットでバラしちゃう、違法な方法でバラしちゃう。それは良くないのかなと思います。


A.マジックが趣味の人が動画をあげる、SNSで露出する機会が多くなってきたと思うんですが、いわゆる”フラッシュ”している。始めたばかりで手元がまだおぼつかないような人が動画をあげることはどう思いますか?


T.それに関しては僕は全然良いと思いますね。良いというわけでもないんですけど...。あのー、普通の人はそこまで調べないと思うんですよ。その人まで辿り着かないというか。まだ手元がおぼつかないのなら、そこまで有名というわけでもないと思うので、閲覧数も多くないと思います。

ただプロと名乗っている方とか、すごいインフルエンサーの方が練習している動画を上げるとフラッシュしてしまうんですよ。そういう動画を見るとちょっと危ないかなと笑。


A.そこに付随して、今SNSでマジック関連の動画ってマジックをしている動画と種明かしの2つが主流だと思うんですが、それ以外のマジシャンとしての第3のSNSの道はあると思いますか?


T.僕だったら現場の様子を上げるとかですかね。


A.ヒューマンドラマのような?


T.そうです。マジシャンの1日ルーティンとか。

あとは...、営業マジシャンっているじゃないですか、いろんな所に足で行って稼ぐみたいな。そういう人の1日を全部ダイジェストで、そういうのって多分断られることが多いと思うんで、その毎回断られている映像を差し込んで差し込んで...ってやったら面白いのかなーと笑。


A.今のマジック界に必要なもの、よりマジック業界が発展していくためには?


T.難しいwww うーん...

でも失敗を恐れないっていうことですかね。失敗するのは当たり前なので。いっぱい練習はするんですけどそれでも失敗はするんですよ。それでもリカバリーできるような何かを覚えておけば良いと思うので、とにかく積極的に披露できる場を勝ち取って披露するっていうのが、結果的に現場も向上する、取れる現場っていうのが増えますし。


A.ちなみにとわさんの中で現場を取るために一番努力したこと、もしくはコツなんかはありますか?


T.これはマジックではないんですけど、マジックを披露して名刺とか連絡先交換するじゃないですか。その時の連絡にすごい気を使うようにしています。

そこでリピートしてくださる方もけっこういらっしゃるので、これは先輩からの請け負いなんですけど、マジックが終わって連絡先交換したら、

「本日はありがとうございました。また何か機会がありましたらぜひよろしくお願いいたします。」

みたいなやり取り。マジック以外のところを、ちゃんと人として気を付けるようにはしてます。


 

掘り

とわさん

とわ宣材写真

A.NGとかあったら一応NGと言ってください笑。

これよくあるんですが、好きな女性、付き合う前の女性にマジックは見せますか?


T.見せないです。僕は絶対みせないです。

まぁ見せてって言われたら見せるんですけど、自分からは絶対見せに行かない。理由はカッコ悪いから笑。


A.なるほど笑。逆に付き合ったら見せたりします?


T.付き合ったらメチャクチャ見せると思います笑。これどう?これどう?みたいな笑。


A.ようは付き合う前の武器としてマジックは使わないってことですね。


T.使わないですね。多分女性の人は見ようともしてない、頼んでもないのにマジックを見せられたら「はぁっ?」ってなると思うんですよ笑。

今でいう”マジハラ”みたいな。


A.マジハラ笑。なるほど。

では新しいお仕事や新しいコミュニティなどで、まだあまり親しくない人たちと趣味の話になったら「マジックです。」と答えますか?


T.あ、趣味の話だったら基本的にはマジックって言いますね。


A.マジックが趣味って言うと100%の確率で「何か見せて。」って言われません?


T.言われます。そこはチャンスだと思います。そこで見せて喜んでもらって案件とかいただけたらメリットしかないので、いきますね。


A.そこがまた自分の現場を作る活路ってことですね。


T.はい。そうだと思います。


A.現在マジックバーで働かれていると言うことですが、お客さんとして他のマジックバーは行かれますか?


T.お客さんとしては何度か行ったことはあります。


A.これはよくある議題ですが、マジックバーに行った時、マジシャン感を出すか素人感を出すか。


T.あーありますねその論争は。僕は出さないで行きます正直に言うと。やっぱりそのマジシャンが普通のお客さんに対してどんな風に演技するのかっていうのを勉強したいので。


A.自分がマジックバーで働いている時に、「このお客さんマジシャンだな、」って感づく時はありませんか?


T.あーしますね。まぁ...うーん、場合によりけりですけど、正直に「マジシャンですか?」って聞いても、たぶん違うって言われるんですよ。なので例えばトランプを切らせるとか、混ぜさせるとか、何かしら動作をさせる。そこで確信を得ます笑。


A.怖いなーwww 


T.そういう流れのマジックに切り替えますね。それかマニア向けかですね。


A.マジシャンとして必要なものは何だと思いますか?


T.うーん...、マジックに対して学び続けるっているのは大事だと思いますね。なんか1つマジックを覚えてそれがウケると、そのマジックをずっとやりたくなるじゃないですか。これウケるからこれやっとけばいいや、みたいな。例えばオムニデックとかルービックキューブとか。

そうじゃなくて、それにプラスしていろいろ視野を広げてマジックを取り入れていくっていうのが大事だと僕は思いますね。武器を増やすというか。


A.ではそろそろお時間も近づいてきてしまったので、最後の質問になります。

この記事を見てくれた方に対して最後に1つメッセージをお願いいたします。


T.うーん...,えっとー、

お客さんが言ったことをノートにメモしよう。

というのも、お客さんが言ったことを僕けっこう携帯にメモしてるんですよ。なんかやり取りがあって、たまにすごい鋭いツッコミをいただくんです。そういうのが来ると「あーこれいいなー」ってその後メモ取ったりしてます。そいうのをドンドン蓄えていくとトークが強くなるんですよ。


A.「お客さんに言われたことはノートに執れ」いただきました。

本日はありがとうございました!


T.ありがとうございました!


マジシャンとわ

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