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Bicycleトランプの歴史!過去・現在・未来への旅

  • 執筆者の写真: Ahan magician
    Ahan magician
  • 2024年5月26日
  • 読了時間: 5分

更新日:2 日前

マジックを始めた人なら、誰もが一度は手にするであろうBicycle。その独特の滑らかな感触と耐久性は、140年にもわたる壮大な歴史に裏打ちされています。


名前の由来は”当時の最先端技術であった自転車”の名を冠して、Bicycleという名前が付けられたそうです。


こちらの記事ではBicycleの歴史を深く掘り下げ、なぜこのブランドがマジックの世界で絶対的な地位を築いたのか、その真実を解き明かします。この知識は、あなたのマジックの腕を磨くための、特別なインスピレーションとなるはずです。



トランプ製造業の覇者が誕生するまで


Bicycleで遊ぶ家族

Bicycleの物語は、1867年にアメリカ・オハイオ州シンシナティで、ラッセル・モルガン社(Russell, Morgan & Co.)という印刷会社が設立されたことから始まります。時代の流れを読み、高品質なトランプの製造に乗り出した彼らは、1885年に革新的なブランドとしてBicycleを誕生させました。


初期のデザインは複数ありましたが、中でも最も人気を博したのが、現在もBicycleの象徴となっている「ライダーバック」です。この上下対称のデザインは、カードの向きを気にせず扱えるという点で、後のマジシャンたちに絶大な支持を得ることになります。


さらに1894年、ラッセル・モルガン社は全米の主要なトランプ会社12社を買収し、一大企業へと再編。これにより、ユナイテッド・ステーツ・プレイング・カード社(The United States Playing Card Company, USPCC)が設立されました。


この合併はBicycleがトランプ市場の絶対的な地位を確立する決定的な出来事となりました。



戦場で行われたBicycleの秘密の任務


Bicycleに描かれた地図

Bicycleは単なる娯楽品ではありませんでした。その歴史には、アメリカが経験した二つの世界大戦と、ベトナム戦争という、国家の命運を左右する出来事が深く刻まれています。


第二次世界大戦:捕虜を救う「地図入りデッキ」の真実


第二次世界大戦中、USPCCはアメリカ政府からの極秘の要請を受け、連合軍の捕虜が脱出するための特殊なトランプを製造しました。


それが、通称「地図入りデッキ(Map Deck)」と呼ばれるものです。一見すると普通のトランプですが、湿らせるとカードが二枚に剥がれ、中に脱出ルートが描かれた地図が現れる仕組みでした。

→歴史の背景はコチラ


ベトナム戦争:心理戦のツール「デスカード」


ベトナム戦争中には、Bicycleはまったく異なる形で戦争に関わります。


米軍は、ベトコンスペードのエースを「死の象徴」として恐れている情報を入手。心理戦のため、USPCCにスペードのエースだけを52枚入れたトランプを大量に製造するよう依頼しました。

これらの「デスカード」は、戦場にばら撒かれ、文化的なシンボルが戦局に影響を与えうることを示しています。



現代への進化:品質と革新へのこだわり


スペードのエース

戦争の時代を乗り越えたBicycleは、20世紀後半から21世紀にかけて、その品質をさらに進化させ、マジシャンにとって不可欠な存在となりました。


新技術「エアクッション・フィニッシュ」とマジック


Bicycleのトランプが持つ独特の滑らかな手触りは、USPCCが長年培ってきた独自の技術エアクッション・フィニッシュ(Air-Cushion Finish)によるものです。カード表面の微細な凹凸が空気の層を作り、摩擦抵抗を極限まで減らします。


これにより、カードを扇状に広げる「ファン」や、テーブルに美しく広げる「スプレッド」といったマジックのテクニックが、驚くほど滑らかに行えるようになりました。


この技術こそ、マジック トランプの世界でBicycleが圧倒的なシェアを誇る最大の理由といえるでしょう。


ギミックカードとの絶対的な互換性


マジックの世界では、通常のトランプに特殊な仕掛けを施した「ギミックカード」が不可欠です。「ブランクフェイス」や「ダブルバック」といった専用カードは、Bicycleのデザインに合わせて製造されています。


これにより、マジシャンはギミックカードを通常のBicycleデッキに混ぜても、観客に違和感を与えることなく、スムーズにマジックを演じることができます。


環境への配慮


USPCは、製品の製造においてエコフレンドリーな素材を使用し、環境に優しい製品作りを推進しています。


例えば、FSC(森林管理協議会)認証を受けた紙を使用し、持続可能な森林管理に貢献しています。また、印刷工程では、環境負荷の少ないインクやコーティングを採用し、製品のリサイクル性を高める工夫がされています。



そして未来へ:年間1億デッキの衝撃


アプリ化したBicycle

Bicycleは、現代においてもその影響力を拡大し続けています。2024年、USPCCは年間1億デッキという、これまでの歴史の中でも類を見ない生産数を達成したと公表しました。


デジタル時代への対応


さらに、Bicycleブランドはデジタル時代にも対応しています。


スマートフォン向けのアプリやオンラインゲームでのBicycleトランプのデザインが登場し、リアルとバーチャルの両方で楽しめるようになっています。

オンラインカジノやデジタルカードゲームプラットフォームでも、Bicycleのブランドが利用され、ユーザーに高品質なゲーム体験を提供しています。


デジタルとリアルを融合させたこの取り組みは、Bicycleブランドの持つ伝統と革新性を象徴するものであり、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。



Bicycleの知識を、マジックの力に変える


Bicycleの歴史早見表

  • 誕生と成長: 1885年に誕生し、USPCCの設立によってトランプ業界の絶対的な地位を確立。

  • 歴史的役割: 第二次世界大戦では捕虜の脱出を助け、ベトナム戦争では心理戦のツールにもなりました。

  • マジックとの関係: 「エアクッション・フィニッシュ」やマジック専用のギミックカードとの互換性により、プロの道具としての地位を不動のものにしました。

  • 未来へ: 年間1億デッキを達成するなど、今もなお進化を続けています。 


Bicycleトランプの真価を本当に引き出すには、歴史や知識だけでなく実際に手に取ってみることが大事です。


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