不器用でもマジックはできる?誰でもできる「トランプ捌き」の基礎トレーニング5選
- Ahan magician
- 10月13日
- 読了時間: 8分
トランプマジックを始めたものの、こんな悩みを抱えていませんか?
「手先が不器用だから...」
「シャッフルするとトランプが落ちる」
「ぎこちなさが抜けない」
多くの初心者は、これらの問題に直面すると「自分には手先の器用さという才能がない」と考えがちです。しかし、それは大きな誤解です。プロマジシャンは生まれつき器用なのではなく、「指先の独立性」を高めるための体系的な基礎練習を必ず行っています。
コチラの記事では自宅で誰でも簡単に始められ、マジックの上達方法に直結する「カード捌きのための基礎トレーニング5選」を公開します。
筆者プロフィール
はじめまして。マジシャンのAhanです。私は2015年からマジシャンとして活動し、日本だけでなくカナダでもマジックを披露してきました。現在は、マジックに関する情報を発信するサイト「Magish」と、マジックのオンラインレッスンを提供する「Mschool」の講師を務めています。
マジックに不器用さは関係ない

一般的に「手先の器用さ=マジックの上手い下手」と思われがちですが、これは大きな間違いだと私は思っております。
なぜなら私自身が元々手先が器用な方ではないからです...。さらにマジックを始めたのも社会人になってからと、一般的にいえば遅く始めたほうでした。(マジシャンとして活動している人の多くが、10歳前後からマジックを始めています。)
それでもマジックでお金を稼げるレベルまで上達でき、現在は教えられる立場にまでなることができました。つまり「手先の器用さ=マジックの上手い下手」は必ずしも結びつかないと言えるでしょう。
また一般的に思われている”手先の器用さ”とは一体なんでしょうか?私が考える手先の器用さと一度比べてみましょう。
手先の器用さとは?
一般的な理解 | 個人的な考え |
生まれつきの才能 | 学習可能なスキル |
手先の速さ | 動作の正確性 |
複雑な技術 | 基本動作の積み重ね |
天性のセンス | 反復練習による自動化 |
私が思うに、手先の器用さは「後天的なもの」で、反復練習や正確さを理解することで高めることができるものなんです。
つまりこれからマジックを始めるあなたでも、正確性や反復練習によって上達が可能ということです。
手先が不器用でも大丈夫!指先の「独立性」を高める

マジックに不器用さは関係なく、基礎練習がとても大事になります。
マジックの基礎練習が必要な最大の理由は、日常生活では使わない”指の独立性”を高めるためです。
①脳と指先の「連携」が取れていない
普段、私たちは五本の指を連動させて動かします。
しかしマジックでは例えば小指でカードを保持しながら、親指と人差し指で別の動きをする、といった「指の分離運動」が求められます。この分離運動の練習を怠ると自己流の癖がつき、カード捌きが常にぎこちなくなります。
観客は、あなたのぎこちなさを見た瞬間に「タネがある」と勘づいてしまいます。
②練習すべきは「技法」ではなく「感覚」
あなたがYouTubeで見た派手な技法を何時間練習しても、指先の感覚(プレッシャーコントロール)が身についていなければ、失敗は繰り返されます。
マジックの上達方法の鍵は、技法の成功率を上げることではなく、指先とカードの「最適な感覚」を覚えることです。
③YouTube動画学習の落とし穴 ❌
YouTube等の一方向的な解説動画では、以下の重要な要素が欠けてしまいます。
個人的なクセの修正: 手の形や動きの個人差への対応
リアルタイムフィードバック: 間違いを即座に指摘・修正
段階的スキルアップ: 個人のペースに合わせた進度調整
カード捌きを劇的に改善する基礎トレーニング5選

特別な道具は不要です。トランプさえあれば、すぐに始められるマジックの基礎練習を5つ紹介します。
①小指の独立運動(ブレイクの安定化)
ブレイク(空間保持)は、マジックの土台です。小指を単独で動かす練習を徹底しましょう。
方法: デックを手に持ち、小指の腹だけを使い、ブレイクを作り保持します。指に緊張がでないように意識します。
目標: ブレイクを作った状態で、他の指に一切力を入れずに1分間維持できるようにする。
②カード送り出しの感覚練習(ディールの滑らかさ)
親指でデックの上から1枚ずつ正確にカードを送る練習です。トランプを配るという単純な動作でもぎこちなさがなくなるまで練習します。
方法: デックを配る体勢で持ち、親指の腹でカードを1枚ずつ前に送り出します。送り出すカードがデックから離れすぎない程度の最小限の力加減を探します。
目標: 1分間に1デック(54枚)を、一定のリズムと一定の送り出し量で続けられるようにする。
③ダブルリフトの練習
ダブルリフト(2枚のカードを1枚のようにめくる)は、マジックの演技力を高めるために必須です。2枚のカードをまるで1枚のようにめくる技術は、基礎技法でありながらマジック特有の「相手をだます」練習にもってこいです!
方法: 2枚のカードを重ねて、1枚のように見せながらめくる
目標: ブレイクが見えないようにしながら、連続でできるように練習する。
④指先のプレッシャーコントロール
カード捌きにおける最も重要な力加減を習得します。普段どのようにトランプを持っていますか?握りすぎていないでしょうか?コツは”軽く、最小限に”扱うもしくは保持することです。
方法: カードをデックから取り出し、指先だけで軽く握ります。カードが滑り落ちる直前の「最小限の力」を保ちます。
目標: 力を加えず、カードが指先に「吸い付いている」ような感覚を覚える。
⑤リレー練習(流れるような繋ぎ)
複数の動作を途切れなく繋げるための練習です。各動作ごとにトランプを揃えずに、スムーズに行えるようにします。
方法: ①ブレイクを作る → ②トップコントロールをする → ③ダブルリフトをする、という3つの動作を止まらず滑らかに行う。
目標: 動作を繋ぐ際に、観客に気づかれるような間(不慣れ感)ができないようにする。
基礎を「体系的」に固めてステップアップする方法

この5つの基礎トレーニングは、あなたの指先を劇的に改善しますが、これらはあくまで「ドリル」です。ドリルを活かしてマジックの魅せ方へと昇華させるには、他者の目による修正が欠かせません。
自己流練習では「無駄な力」を抜けない
自己流の練習では、無意識のうちに「無駄な力」が入ってしまいます。
その「無駄な力」こそがぎこちなさを生み、観客に「何かしている」と気づかせる原因です。
プロの指導を受けることで、あなたは「力を入れるべきポイント」と「完全に力を抜くべきポイント」を明確に理解し、マジックの基礎練習を効率よく次の段階へ繋げられます。
道具を活かす技術を習得することが、演技力の土台
既にあなたはトランプやコインなどのマジック道具を揃えたかもしれません。最高の道具を活かすのは、正確な指先の感覚です。
基礎トレーニングで得た正確な感覚を実践に繋げるには、プロのカリキュラムで「いつ、どの技法を、どれくらいの力加減で行うか」を学ぶ必要があります。
次のステップ:プロの指導で確実な上達を
「何ヶ月もやっているけど成長が実感できない...」
もし独学での限界を感じているなら、体系的なプロ指導を受けることをお勧めします。オンラインマジックレッスンMschool(エムスクール)なら、あなたのマジックレベルが劇的に上達することが期待できます。
Mschoolの特徴 |
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\実際の成功事例/
Q: 40代からでも上達できますか?
A: もちろん可能です!
実際の事例: Mschool受講生のIさん(65歳)は、なんと65歳という年齢でマジックに興味をもち始めMschoolのレッスンを始めました。トランプの持ち方から始めて、わずか2ヶ月で基礎技法から複数のマジックを演じるまでに上達しました。
Q: やり方だけ簡単に教えてくれますか?
A: やり方だけ知りたいという方でも申し込み可能です!
Mschoolはお試しレッスンということで、初月は500円となっており気軽に申し込みが可能となっております。その後退会されたい場合は申し込みページにて退会可能です。
Qよくある質問Q
Q: マジックは趣味としてコスパは良いのでしょうか?
A: マジックは他の趣味と比較して圧倒的に費用対効果が良いです。場所を選ばず、周りの騒音なども気にせずできるためマジックは趣味としてコスパ◎
年間コスト比較:
ゴルフ:約20万円
楽器:約5万円
マジック:約5,000円
Q: カードがうまく滑らない
カードがうまく扱えない時の原因は主に「トランプの材質・持ち方・湿気や手の乾燥」の3つが原因となっている可能性が高いです。
解決法:
指の配置を1mm単位で調整
カードの材質を確認(紙製のものを選ぶ):なぜ紙製のトランプが良いのか?
室温の管理、ハンドクリームなどで手の乾燥を防ぐ
Q: 練習してもぎこちなさが抜けない
ぎこちなさが抜けない場合の原因はリレー練習ができていないか、練習方法が間違っている可能性があります。
解決法:
ミスしたところで止めずに、最後までやりきる
観客がいると想像して話しながら練習
ミスしたところはその部分だけ反復練習
【今すぐ技術を体得!】プロの指導で指先の不器用さを卒業

「指が不器用だから...」という悩みは、もう終わりにしましょう!
これらの基礎トレーニングを最短で習得し、応用技術へ移行したいあなたのために、私が運営するオンラインマジックレッスンMschoolがあります。
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