マジックを趣味に!1日30分でOK!忙しくても継続できる理想の練習時間
- Ahan magician
- 10月17日
- 読了時間: 8分
「マジックは楽しそうだけど、忙しい自分に練習を続ける時間なんてない」
「本格的にやろうとすると、きっと途中で挫折してしまう」
——そう考えていませんか?
実は、マジックは短時間の練習でも十分に上達できる趣味なのです。
この記事では、マジック歴10年の私が実際の体験談と科学的根拠をもとに、効率的なマジック練習法をご紹介します。忙しい社会人でも無理なく続けられる練習時間の目安から、最短でマジックを習得するためのコツまで、あなたのマジックライフをサポートする情報をお届けします。
筆者プロフィール
はじめまして。Webライター兼マジシャンのAhanです。私は2015年からマジシャンとして活動し、日本だけでなくカナダでもマジックを披露してきました。多くの生徒さんを指導する中で、「いかに継続させるか」を重要視し、短時間で成果を出す学習プランの設計を得意としています。現在は、マジックに関する情報を発信するサイトMagishと、マジックのオンラインレッスンを提供するMschoolの講師を務めています。
結論!1日30分でも上達できる!

「マジックってすごく練習が必要そう…」という不安をお持ちの方も多いでしょう。しかし初心者の場合、1日30分程度の練習でも着実に上達することができます。
実際に、私が運営しているオンラインマジックスクールの生徒さんたちも、週1回 / 30分のレッスンで基本的なマジックをどんどん習得しています!
初心者の方が基本的なマジックを習得するのに必要な練習時間は、概ね以下の通りです。
プロマジシャンのマジックの練習時間は?

確かにプロマジシャンの練習時間は膨大です。ただし仕事としてやっているので、あくまでも参考程度に!
一般的なプロマジシャン:1日2-6時間
世界レベルのマジシャン:1日10-16時間
リチャード・ターナー(トップマジシャン):修行時代1日16時間
しかし、これらの数字に圧倒される必要はありません。趣味として楽しむなら、プロと同じレベルの練習量は不要です。
趣味レベルなら1日30分-1時間で十分
私がSNSなどを通じて知り合った、マジックを趣味で楽しんでいる方々の実際の練習時間を聞いたところ、30分から1時間が多いようです。
初心者:平日20分程度、週末60分程度
経験者:1日30-60分、週末60分程度
上級者:1日1-2時間
かくいう私自身も1日平均30分から1時間程度の練習時間です。そのかわりトランプを触らない日が1日もないように、最低でも1日10分は必ずトランプを触るようにしています。
上達において大切なのは継続すること。毎日少しずつでも続けることで、確実にスキルが向上します。
短時間練習でも効果的な理由

短時間練習が効果的な理由は、脳科学の分散学習という概念で説明できます。分散学習とは、時間を空けて繰り返し学習する方法で、以下の利点があります:
長期記憶への定着率が向上
脳が適度に休憩できるため、効率よく情報を吸収
忘却曲線を活用した記憶の強化
集中学習vs分散学習の比較
心理学研究によると、分散学習は集中学習よりも記憶の定着率が約40%高いことが証明されています。
参考文献|東京法経学院: 記憶を定着させる!分散学習とはどのようなもの?
マジック練習に最適な「リコンソリデーション」
さらに注目すべきはリコンソリデーションという学習法です。これは練習に小さな変化を加えることで、脳の活性化を促し、上達スピードを2倍にする科学的手法です。
同じマジックを異なる角度から練習
鏡を使ったり使わなかったりを交互に行う
音楽をかけたり無音だったりを変える
忙しい社会人にオススメの練習スケジュール

1日30分を軸とした、忙しいあなたでも続けやすい効率的なタイムスケジュールを提案します。
平日(30分)
朝の準備時間:5分(簡単な手順確認)
昼休み:10分(基本動作の練習)
帰宅後:15分(総合練習)
週末(60分)
新しいマジックの習得:30分
既習マジックの復習:20分
演技練習:10分
トランプマジックやコインマジックは、コンパクトで持ち運びができ、騒音の心配もありません。そのため時間や場所を選ばずに練習が可能です。
忙しい日でもスキマ時間を上手く活用して練習してみましょう!
スキマ時間を活用した練習法
マジックは時間や場所を選ばずに練習できるものが多いです。私も実際に、買い物中や電車の中でもトランプを触るようにしています。
電車通勤中:パーム(手のひらに隠し持つ)の練習
待ち時間:簡単なトランプマジックの練習
入浴中:コインを消すマジックの練習
週単位の学習計画例
私が作成したオススメの週単位での練習計画を提案します。ただ社会人や家庭を持っている方ですと、まとまった時間を取るのが難しいですよね。
あくまでも参考程度にしていただき、スキマ時間などで効率よく練習することを意識しましょう。
効率を最大化する5つの練習法

①目標設定練習法
「今日は何を身につけるか」を明確にすることで、練習の効率が格段に上がります。毎回でなくても結構ですが、週末にまとめて練習する際には目標を持って練習しましょう。
⭕️良い例
「カードの基本シャッフルを5回連続で成功させる」
「コイン消しの手順を3回通しで行う」
❌悪い例
「なんとなくマジックの練習をする」
「適当にカードを触る」
②鏡を使って客観視
鏡を使って練習することで、観客の視点から自分の演技をチェックできます。マジックのタネが見えていないかなど、確認してみましょう。
✅チェックポイント
手の角度は適切か
不自然な動きはないか
表情は自然か
③録画・録音
スマートフォンで練習を録画し、後で見返すことで改善点が明確になります。大事なのは見返すことです。画面に映っている手元を見ながらではなく、画面は見ないで練習しましょう
効果
客観的な視点で自分の演技を評価
繰り返し確認で細かいミスを発見
上達の過程を記録として残せる
④段階的練習
マジックを以下の3段階に分けて練習することで、確実にスキルアップできます。「Youtubeなどの種明かしを少し練習して終しまい」にはならないように注意してください。
手順練習:基本的な動作を覚える
視線誘導練習:観客の注意をコントロールする
総合練習:演技として完成させる
⑤プロのマジックを観察
種明かし動画ではなく、プロのマジシャンが実際にマジックをしているのを見てみましょう。
効果
プロの魅せ方が分かる
トランプやコインの扱い方の目標ができる
やり方を真似できる
よくある練習の落とし穴と対処法

効率的な練習方法があれば、逆に落とし穴になる練習方法もあります。ここで紹介する練習の落とし穴にはまらないように事前にチェックしておきましょう。
完璧主義になりすぎる
一つのマジックを完璧にしようとして、他の練習に進まないのはもったいないです!
いろんなトリックや技法を練習することで、手先の感覚が鋭敏になり、覚えたかったマジックに応用することなども可能です。
現象を起こすことだけに集中
マジシャンがマジックをただしているだけだと、不思議な現象は起きるのに、観客が驚かないという状態になります。見てくれる家族や友人と会話をしながら、マジックを楽しく見てもらうようにしましょう。
孤独に練習しすぎる
一人練習だけだと、いざ人に見せる時にうまくマジックができない可能性があります。SNSでマジシャンの人からアドバイスをもらったり、マジック仲間を見つけて改善してもらうなどの時間も作ってみましょう。
マジックは時間がなくても始められる趣味

ジムに行ったり、ゴルフ場に行ったりする必要はありません。ギターのように騒音を気にする必要もないです。重たい部品をも歩くこともないです。
マジックは時間も場所も選ばない、持ち運びも簡単なので継続がしやすく新しい趣味として最適といえます。
次のステップ:効率的な練習を始めよう
マジックは確かに練習が必要ですが、膨大な時間をかける必要はありません。重要なのは、正しい方法で継続することです。
「もっと最短で上達する方法はないの?」
「最短でマジックをマスターしたい!」という方!
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